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into the water tank world


by u-cube
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魔王

伊坂幸太郎の。

文庫化していたので早速読んでみた。

今までの作品と違って政治がテーマになっていて結構意外かもと思った。
伊坂さんの話って普通の社会とはちょっと離れた、ずれた所での話が多い気がしていたから。

話のテンポとかは相変わらず良い感じで、やっぱりこの人の話は面白いなあと思った。

しかしあとがきにも書いてあったけど、これが最初に世に出たのは2004年。でも話の中での社会情勢とか政治の状況がまさにここ1年以内くらい(特にここ数ヶ月)をテーマにしているんじゃないかってくらいリアルタイムな内容だったのが驚きだった。



読んでみて最近少し思ってたことと少しリンクしていたので、このような場所ではあるけど少しだけ。
話の中で「ファシズムとは何か」とか「群集心理」的なものに触れられていて、少し前に『与党とか野党とか派閥とかそんなんがあるから駄目なんじゃないか?もし政治家が党とかそういうのを無くして個人で政治活動をすれば法案とかそういうものに真正面から向き合えるんじゃないのか?』とか考えたことがあったのです。団体で動くことによる利権とかそういうのを無くせば、逆にもっと広い視野で世の中を見ることができるんじゃないんだろうか。って。
まあもし表向きそういう体制になったところで裏ではまた集団になって結局変わらないんだろうから意味無いんですけど。
そんなことを考えたことを思い出したら更に前に見た攻殻SAC2の個別主義の話を思い出した^^;

魚は身を守るために群れるわけだけど、ヒトは群れたら別の群集を攻撃するようにプログラムされているんだろうか?どちらにしても群れなければ生きていけないんですかね




JUDY AND MARY / LOVERSOUL

YUKIって全然変わらないなあ。
by u-cube | 2008-11-17 22:34 | life